平成29度 学校経営方針

はじめに
 
本校は、明治6年2月25日に「青木学校」として創立して以来今年で開校145年を迎えます。「あおき」の葉を3枚組み合わせ、三区の和と発展を願っての3つの赤い実をあしらった校章のもと、145年の重さ、歴史と文化の継承・発展に向け、全力で取り組んでまいりたいと思います。
 さて、学校教育は、常に自校の実態を把握し、実態に基づいた教育を実践していくことだと考えます。そのためには、上青木小学校の児童の実態をよく見据えていくことが重要です。「知」「徳」「体」のバランスのとれた児童の育成を念頭に、本校の児童の実態を踏まえ、日々の実践を大切にしていきたいと考えます。
 本校の実態から学力・体力の育成は、取り組むべき喫緊の課題であると認識しています。特に、昨年度は川口市教育委員会の委嘱を受け、算数科を中心に指導方法についての研究を進めました。今後も学力向上・体力向上を重点目標に掲げ、教育を推進して参りたいと考えます。そのためには、学校が組織がしっかりと機能し、教師一人一人がもてる力を結集し教育公務員としての自覚と使命感を持って、公教育としての責任を果たしていくことが何より重要です。児童の持つ「よさ」を引き出して伸ばす教師・保護者・地域が児童を中心に手を取り合っていける学校を目指します。


1 学校教育目標

 ○いつも健康で明るい子ども   「笑 顔」いっぱい
 ○仲よく最後までがんばる子ども 「元 気」いっぱい
 ○よく考え進んで勉強する子ども 「 夢 」いっぱい

 キャッチフレーズ
  〜がやくよ んなのえがお かるいあいさつ                 もいやりいっぱい れいな上小〜
 〈目指す児童像〉
  ○あいさつやそうじ(黙働)を進んでしっかりできる児童
  ○他者の心を思いやり、いじめ防止にも進んで行動できる児童
  ○自己の課題を理解し、改善に向けて真剣に学習に取り組む児童

2 学校経営方針
 (1) 児童の持つよさを引き出し、伸ばす学校   (目指す学校像)
 (2) 保護者から信頼される教育         (目指す学校像)
 (3) 地域から信頼される学校          (目指す学校像)
 (4) 責任と使命に溢れ、児童から信頼される教師 (目指す教師像)
 (5) 基礎・基本の徹底と学力・体力の向上
3 具体的視点と方策
(1)児童の持つよさを引き出し、伸ばす学校
    児童の可能性を伸ばし生きる力をはぐくむために、全教職員が日々研修を重ね社会の変化に対応できる資質を向上させ、児童の実態に即した教育活動ができるよう努力する。
 方策

  @ 校務分掌に積極的に参画し、教師一人一人の能力を向上させる。
  A 児童に適切な支援を行うため組織を生かし、報告・連絡・相談・確認を徹底する。
  B 「学力向上」の研究に取り組み、教職員の経験に応じた研修の充実を図る。
(2)保護者から信頼される教育
    公立学校として、責任を持って教育課程を説明できる学校であり、全教職員が一丸となって児童一人一人を大切にしている学校を目指す。
 方策

  @ 児童にどんな力をつけているのか保護者に開いていく。
  A 保護者による学校評価を通して、保護者の願いを受け止める。
  B 3つの達成目標を確実に定着させる。
(3)地域から信頼される学校
    地域の学校として、地域に根差した教育を推進していく。学校は、地域の中で育てられている。親子2代、3代が通っている学校であるということを意識し、大切にしていく。
 方策
  @ 地域・町会の行事との交流、地域の人材の積極的活用を図る。
  A 学校は地域とはお互い様の心で、教員も地域へ出向いていく。
  B 学校応援団の活用を図り、家庭・地域の教育力をはぐくむ。
(4)公教育推進者として責任と使命に溢れる教師
    教育公務員としての自覚を持ち、服務規程を遵守し、家庭との連携を図りながら児童に対して、よいことは大いにほめ、認め、だめなことには、きちんと叱り、諭し、反省させ、約束を守らせていく。教職員が一丸となり「軽快なフットワーク」「鉄壁のカバーリング」の合言葉のもと、チームを組んで児童や保護者に対応する。
 方策
  @  授業を大切にし、教えるべきことをしっかり指導する。
  
A  児童の個性伸長に立った教育をし、児童により添える教師を目指す。
  B  児童への指導は、学年で共通指導・共通行動で取り組み、改善を図る。
  C  日々研修に努め、学ぶ姿勢を持ち続け児童の指導にあたる。
(5)基礎・基本の徹底と学力・体力の向上
    3つの達成目標の効果の検証、学力調査等での検証を通し、指導方法・指導内容の改善を図り、本校の課題の目標設定に取り組む。
 方策
  @「あいさつ」「そうじ(黙働)」がきちんとできるよう学校全体での取り組みを進める。
  A 見通しと振り返りのある授業、言語活動を重視した学習展開を工夫する。
  B 授業研究を通して指導力の向上と指導体制の工夫をする。
  C 少人数指導を効果的に活用する。
 
4 本年度の重点・努力点

【規 律】⇒自己の課題の改善と集団の中で規律ある生活をしようと努める児童の育成
【学 力】⇒「できる・分かる・伸びる」喜びを味わい、進んで学ぶ児童の育成
【体
力】⇒自己の心身の健康を知り、その向上を目指して進んで鍛える児童の育成

積極的な生徒指導」の推進 ⇒【規律ある態度の育成】
 @基本的な学校生活の仕方について、全職員の共通理解共通指導共通行動の推進特に、
 ・あいさつの励行  ・日常清掃指導(黙働)の徹底

 
A教育相談の充実と一人一人の児童を生かす・伸ばす「積極的な生徒指導」の推進
 B日頃のきめ細かな児童観察を通じたいじめや差別、偏見等の早期発見と的確な対応及びいじめなどを「しない・させない・許さない」指導の徹底と態度の育成
 C不登校の改善・解消並びに校内支援委員会を中心とした配慮を要する児童に関する情報の共通理解と指導体制の確立及び関係機関との積極的連携
 D家庭生活における児童の課題把握とPTAと連携したより望ましい児童の育成

学習指導の充実 ⇒【学力の向上】【学習のきまりの徹底】
 @国語科を中心とする学校研究を推進し「聴き取る」「読み取る」「話す」「書く」等の活動を通じて、自分の思いや考えを豊かに表現できる児童の育成を目指す。
 A基礎・基本の定着「できる・分かる・伸びる」喜びが味わえる授業づくりを目指す指導方法の工夫・改善

 
B児童理解に基づく「個を生かす・個に応じた」指導・評価の工夫
 C学年内や学校として共通した基本的「学習のきまり」徹底と「学習規律」確立・授業の見通し〈導入の仕方〉、振り返り(まとめ方)の工夫
 D教員としての資質向上をめざした校内研修(実技・教職専門研修)の推進
 E学習指導要領完全実施による校内研修の推進と「外国語活動」の充実

心身ともに健康な児童の育成 ⇒【体力の向上】
 @児童の体力・健康に関する実態把握と体力向上を目指す体育及び体育的活動の充実
 A保健室の充実及び養護教諭と連携した計画的な保健学習・指導の推進
 B学校給食(食育・交流給食)の充実と栄養教諭と連携した学習指導の推進
 C本校児童・教職員の課題や実態に応じた学校保健委員会の充実
 D負傷の未然防止と学校管理下でのけが等に対する緊急・的確・迅速な対応と措置

安全な学校づくり
 @安全な学校環境づくりのための定期安全点検の実施と日常安全の確認及び改善
 A交通安全指導及び通学班指導の徹底と充実
 B急病・けが・地震・火災・不審者侵入等の緊急事態における指導並びに連絡体制
 C校内における危険箇所・危険な遊び等に関する事故事例を集約し、安全な学校生活について児童へ啓発推進

美しい学校環境づくり
 @教職員自らの言語環境づくり(相手を尊重し、児童の心に響く言葉かけ)
 A学校・教室環境の美化(日常清掃指導の徹底…清掃の結果を見て、確認すること) B花のある学校環境と「グリーンカーテン事業」への取り組み

家庭・地域等との積極的な連携
 @保護者との信頼関係に基づく学習指導・学年及び学級経営・生徒指導の推進
 A授業参観(道徳を含め、多くの教科等を計画的に公開する)及び懇談会の充実
 B地域教材の開発と活用及び学校応援団(学習ボランティア等)の積極的な活用
 C学校ホームページの一層の充実と家庭・地域への情報発信
 D保護者や来校者への丁寧な対応(電話への対応・言葉遣い・連絡帳等の表記)
 EPTA主催諸行事・活動への積極的な協力(すずかけまつり・資源回収・おやじの会の活動等)
 F学校評価(教職員・全保護者・学校評価委員)の実施と結果を生かした学校運営

特色ある教育活動の推進と充実
 ○読書教育「朝の読書指導」「読み聞かせボランティア・おはなしのたね」
 ○音楽教育「音楽朝会」「保護者に公開して実施する校内音楽会」「金管クラブの活動(校内・外)」「埼玉県管楽器演奏会への参加」
 ○異学年交流活動「異学年交流活動(児童会主催)」「生活科学習(12年)」「特別支援・通常学級児童の交流活動」「6年生との交流給食」
   ○環境教育「資源回収・リサイクル活動」
 ○地域の特性を生かした学習活動「多様な地域学習」「施設見学・体験学習」「科学館との連携、協力した理科・生活科授業」「映像体験学習・5年生」「学校応援団」

児童理解に基づく特別支援教育の推進
 @特別支援コーディネーターを中心にした組織的な特別支援教育の推進
 A特別支援教育への理解と障害種に応じた個別支援の進め方を学ぶ校内研修の実施
 B支援籍学習(県立川口特別支援学校)、通常学級と特別支援学級の意図的な交流活動の推進